この度、当社では京都市左京区岩倉にございます顕本法華宗 総本山妙満寺様の記念碑制作の仕事に関わらせていただきました。この記念碑は宗門永年の悲願であった本堂裏山(通称・大谷山)の取得を記念して碑を建立するものでして、当社が製作、建立に携わらせて頂きました。この度、平成28年5月15日(日曜日)午後13時よりに総本山妙満寺様の境内におきまして記念碑の除幕式が行われました。総本山妙満寺第306世 山本日惠貫首猊下が御導師をお勤めになり、関係諸上人様・総代・役員の皆様のご参集のもと厳粛に執り行われました。

今回、制作から建立、除幕式までの様子を御紹介いたします。

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1.現地視察

HP_image_00_013-4顕本法華宗 総本山妙満寺様の境内です。左手に大きな仏舎利塔があります。
HP_image_00_013-4顕本法華宗 開祖日什大正師御霊廟。日什上人は日蓮大聖人の遺志である帝都弘通を想い、御歳68の老体をかえりみず都に上がり、時の帝・後円融天皇に上奏。二位僧都の位と「洛中弘法の綸旨」を賜り、康応元年(1389)六条坊門室町に妙塔山妙満寺を建立し、根本道場とされました。
HP_image_00_013-4記念碑建立予定場所。開祖日什大正師御霊廟の後方になります。
HP_image_00_013-4記念碑建立予定場所です。

2.企画・建立工事

HP_image_00_013-4まず、記念碑本体に使用する石の選定を行いました。今回、大阪府豊能郡能勢町の能勢黒御影石を採用することといたしました。
HP_image_00_013-4本体と一緒に、記念碑の台座にする石の選定いたしました。
HP_image_00_013-4使用する石の決定後、文字レイアウトを検討しているところです。文字の書体は、顕本法華宗 総本山妙満寺 第306世 山本日惠猊下の御染筆です。
HP_image_00_013-4実際の石にて文字レイアウトの確認作業中。立ち会いは、妙満寺執事 湯原上人と。
HP_image_00_013-4レイアウトの決定。

3.制作

HP_image_00_013-4記念碑の裏面の碑文版の位置のレイアウトを決めている様子です。
HP_image_00_013-4字彫り工場にて最終文字の調整を行いました。
HP_image_00_013-4本体裏面の碑文版ハメコミのための加工作業を行いました。
HP_image_00_013-4記念碑本体裏面の碑文板のハメコミ施工。素材は、インド黒御影石です。
HP_image_00_013-4妙満寺様にて、石垣の設置作業の様子です。
HP_image_00_013-4クレーン車での作業となりました。
HP_image_00_013-4記念碑の台座設置作業の様子です。
HP_image_00_013-4記念碑の台座設置作業完了です。
HP_image_00_013-4記念碑建立工事の完了時の様子です。
HP_image_00_013-4記念碑完成(正面)
HP_image_00_013-4記念碑完成(裏面)

4.除幕式

HP_image_00_013-4平成28年5月15日(日曜日)13時より除幕式が執り行われました。
HP_image_00_013-4諸上人並びに総代、役員様方
HP_image_00_013-4山本日惠貫首猊下御導師のもと、厳粛な雰囲気の中で除幕式が執り行われました。
HP_image_00_013-4除幕式後の記念碑

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当社では墓石だけではなく、記念碑等のオーダーメイドの石材加工・設置工事も承っております。当社では、施主様と一緒に後世に残るものを作り上げたいと考えております。ご用命の際は、ぜひご連絡いただければと思います。

最後になりましたが、妙満寺様には記念碑を建立するにあたり、製作から建立まで携わる機会を与えていただき心より感謝申し上げます。また、関係各位の多大なるご指導とご協力を頂きましたこと、この場をお借りして御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

児 玉 石 材
代表 児玉 誠